せっかくですのでもう少し平安時代のお話をしたいと思います。今回は現代に残る平安京の面影についてです。平安京は唐(中国)の都市・長安をモデルに造営された都です。現在の京都市の中心部、鴨川と桂川に囲まれた空間に位置します。千年以上前の都ですが、町の編成の名残は現在も残ります。特に通りは一部の例外を除くと平安時代の道の名前が現在も受け継がれているのです。例えば四条通りは平安時代の四条大路になります。

町家レジデンスインでお泊りいただける町家も、平安京の領域と重ねて考えると違った見え方になります。町家の多くは平安京の内部に位置します。例えばしょうぶ庵の近所には藤原氏により左遷された菅原道真の邸宅がありました。あかね庵は天皇の住居であり政治の中心でもあった当時の大内裏のほど近くに位置します。源氏物語の舞台でもありますね。お泊りの町家の前を平安の貴族が歩いたかも、と想像するのもまたちがった町家の楽しみ方かもしれません。