日本の伝統建築ならではの意匠「欄間」

伝統的な日本建築の襖の上に設けられる「欄間」。その歴史は古く、奈良時代からと言われています。
欄間は本来、寺社や貴族の住まいの仕切られた部屋の中に光や風を取り入れるために考えられた機能的な意味を持つ意匠です。江戸時代に入り、庶民へと広まるにつれ、職人技で仕上げられた彫刻や組み木など細やかな装飾が取り入れられるようになりました。京都の世界遺産・二条城では、厚さ35cmものヒノキを両面から透かし彫りを施した、豪華絢爛な欄間を見ることができます。


町家レジデンスイン京都の町家宿の襖や障子戸の上にも、様々な欄間の設えを取り入れています。日本建築ならではの意匠が彩る町家で、特別な滞在をぜひお楽しみください。
投稿日:
2025年7月8日
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