京都町家をもっと知る
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自然と調和する町家の土壁の優しさ 2025-09-17 畳、障子、襖、床の間と同じように和室に欠かせないのが土壁。天然素材ならではの柔らかく、温かみある風合いが人気です。特に土壁は梅雨の時など空気中に湿気が多い場合は水分を吸収し、反対に冬などで乾燥している時は含んだ水分を放出して室内の湿度を調整してくれる働きがあるそう。また ...

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柔らかな木の温もりに包まれる町家宿 2025-09-11 京都二条城すぐの石畳の路地に佇む一棟貸し町家「二条 すみれ庵」。伝統的な町家に新しい木材を取り入れてリノベーションしました。格子の隙間から外からの光が感じられるリビング、ヒノキの湯船が清々しい趣の浴室など木材の持つ柔らかさや温かさに満ちた空間 ...

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和室を彩る日本の美 ― 掛軸 2025-09-03 和室を彩る掛軸。掛軸は飛鳥時代、仏教とともに中国から日本へ伝わったといわれています。当時は礼拝の対象となる仏画が中心でしたが、平安時代になると表装が施されるようになり、さらに鎌倉時代には水墨画や山水画が描かれるなど、芸術鑑賞の対象としても広まっていきました。室町時代には ...

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和の伝統工法・竹小舞が見える町家宿 2025-08-27 町家らしい土間空間の上に高い吹き抜けが広がる一棟貸し京町家「柚乃江 – ゆずのえ」。天井に近い壁面の一角には、長い歴史を刻んだ町家本来の竹小舞が見えます。竹小舞とは、土壁の土台として細かく割られた竹を碁盤目に編み込んだもの。竹を使うことで調湿性や耐震 ...

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菊炭が趣ある伝統的な坪庭付きの町家宿 2025-08-21 江戸時代から日本庭園で使われてきたモッコクや山紅葉などが植えられた「町家レジデンスイン京都 有済はとば庵」の坪庭。庭の隅には日本の伝統工芸である「菊炭(きくずみ)」が埋められています。「菊炭」とは、表面が菊の花が咲いた様な美しい模様となった炭 ...

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京の歴史に彩られた心華やかになる町家宿 2025-08-12 「町家レジデンスイン京都 めい華」が佇む、京都・東山地区の弓矢町。町の中心を松原通が通り昔ながらの商店も軒を連ねます。松原通は平安京の五条通にあたる道で古代より清水寺や六波羅蜜寺への参道として栄えてきました。安土桃山時代に豊臣秀吉が五条大橋を今の場所に移 ...

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鴨川近く、静けさと水の調べが響く町家宿 2025-08-05 水がさらさらと流れる音を表す言葉「せせらぎ」。日本最古の歌集である万葉集にも登場する言葉で、川のほとりや庭先から聞こえてくる穏やかな水音は、古来より人の心を癒すものとして親しまれてきました。日本庭園においても、水の音は大切な要素のひとつ。大きな池泉庭園か ...

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町家を支え守り続ける「梁」 2025-08-01 町家全体を古くから支え、守っている「梁(はり)」。真っ直ぐな角材から弓のように木の曲がりをそのまま活かしたものなど、形や大きさも様々。大工の親方を意味する「棟梁」という言葉も、建物の中でも重要であり、その中心となる棟と梁に由来していると言われています。 ...

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モダンな和の趣漂う「琉球畳」 2025-07-18 通常の畳の半分ほどの大きさの琉球畳。元々は沖縄(琉球)のイ草で作られていたことからこの名がつきました。正方形で縁が無いためモダンな雰囲気を醸し出し、近年人気のある畳です。 隣り合う畳の色を変えて市松模様のように配置することができますが、同じ色の畳でも ...

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日本の伝統建築ならではの意匠「欄間」 2025-07-08 伝統的な日本建築の襖の上に設けられる「欄間」。その歴史は古く、奈良時代からと言われています。 欄間は本来、寺社や貴族の住まいの仕切られた部屋の中に光や風を取り入れるために考えられた機能的な意味を持つ意匠です。江戸時代に入り、庶民へと広まるにつれ ...

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夏を涼しく過ごす町家暮らしの知恵 2025-06-30 ”家の作りやうは、夏をむねとすべし”鎌倉時代に書かれた吉田兼好の随筆「徒然草」の一節です。現代語訳すると、住まいは夏の暮らしを中心に作りなさいとの意味です。 京都の町家にも、暑い夏を涼しく過ごすためのさまざまな知恵が散りばめられています。例えば ...

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和室の格を示す「床柱」 2025-06-17 「床柱(とこばしら)」を知っていますか?和室の「床の間」のすぐ横に据えられる柱で、一般的な柱とは役割が異なります。建物を支えるためだけはなく、自然の木目や形を活かした装飾的な柱であり、和室の格を示す重要な存在です。 たとえば、表面に凸凹の加工を ...

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和の心宿る「床の間」の空間 2025-05-29 格の高い和室に設られる「床の間」。季節やイベントに合わせ花を飾ったり飾りや掛け軸を変えるので、窓からの坪庭の景色と共に町家の中で季節を感じられる場所です。「床の間」の起こりについては様々な説がありますが、一説に部屋に仏画の軸をかけて、その下に台を設け ...

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四季の自然と調和した“数寄屋造り”の町家宿 2025-05-09 数寄屋造り(すきやづくり)を知っていますか。 和風建築のひとつで書院造をベースとしながら茶室建築の影響を受けたものとされています。ただ特に決まったスタイルはなく、自然と調和し素材を生かした自由な意匠が特徴です。数寄屋造りのデザインが随所に施された、四 ...

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京町家の小さな守り神・鍾馗さん 2025-05-02 京町家の軒先の上に据えられた鍾馗(しょうき)さん。町家の守り神として町家を悪いものから守ります。 鍾馗さんはもともと中国の伝説の人物でした。唐の時代、鍾馗という青年が当時の官吏の試験・科挙にトップの成績で合格しました。ところが大変怖そうな見た目のた ...

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坪庭を眺めながら“寝湯”が楽しめる町家宿 2025-04-10 「寝湯(ねゆ)」に入ったことはありますか? 「寝湯」とは言葉の通り、湯船に寝転んで入る浅いお風呂のことです。通常のお風呂と比べると、体へかかる水圧の負担が少なく全身の血行を促進します。お風呂に横たわって長時間ゆったりとお湯に浸かることができるので、 ...

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目前に桜並木が広がる高瀬川沿いの町家宿 2025-03-27 家の中からお花見をしたことはありますか?京都の鴨川の西側沿いに流れる「高瀬川」。その目の前に、2棟隣り合わせで佇む一棟貸し町家「町家レジデンスイン京都 花篝 - はなかがり」「町家レジデンスイン京都 花衣 - はなごろも」では、美しい桜を眺めながらの ...

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町家の玄関を彩る暖簾 2025-03-21 町家の玄関に吊るされた、さまざまな色の暖簾(のれん)。実は暖簾の色にはそれぞれに意味があります。例えば、色が濃く、汚れが目立ちにくく暖簾にはよく使用される藍色。藍には虫除けの成分が含まれているため、商品に虫を付けたくない呉服屋や蕎麦屋などによく使われまし ...

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もてなしの心が宿る町家の石灯籠 2025-03-14 町家の坪庭によく置かれている「石灯籠」。飛鳥時代に仏教とともに伝わり、その頃は仏前に献灯するためのものでした。奈良県・当麻寺には、白鳳時代(645-710年)に作られた日本最古の石灯籠が現存しています。のちに神社の境内にも置かれるようになり、安土桃山 ...

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京町家の伝統的な「うなぎの寝床」の構造を残した町家宿 2023-05-10 京町家独特の造りである奥に長く続く「うなぎの寝床」の構造の一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 格致しょうぶ庵」。 菖蒲の花びらの色に由来する日本の伝統色・しょうぶ色。町家の随所に鮮やかな紫色である“しょうぶ色“が散りばめられ ...

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世界遺産・清水寺へと続く五条坂の一角に佇む町家宿 2023-05-03 呉服屋わきの小路を進んだ先にある、一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 ひなや五条(壱)」。 京都を代表する伝統工芸品のひとつ「清水焼」発祥の地、多くの陶器屋が軒を連ねる「五条坂」に佇みます。石畳と風情ある中庭の玄関口を入り、 ...

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古来より伝わる伝統色に彩られた町家宿 2023-04-24 菊の花の形の手水鉢が印象的な坪庭を持つ、一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 城巽あかね庵」。 手水鉢(ちょうずばち)は元々、神社や寺院で手や身を清めるために水を流す器です。仏教の考えが深く関わっている茶道の発展とともに、茶室 ...

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日本を代表する文化「茶道」の心が伝わる町家宿 2023-04-19 京都 祇園・東山エリアのシンボル「八坂の塔」すぐの路地に佇み、茶道の趣を感じさせる一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 清水りきゅう庵」。 京町家(京町屋)の伝統「一文字瓦」を設えた下屋、杉板で化粧され、キリッとした印象の外観 ...

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坪庭が水面に浮かんでいるような幻想的な町家 2023-04-14 坪庭の緑が床に美しくリフレクションする一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 清水五条 水月」。 京町家らしい趣をたたえる火袋の開放的な吹き抜け天井、昔のままの梁、あえてむき出しのままの和室の土壁は伝統的な日本家屋の良さを現代 ...

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飛鳥時代の伝承が残る八坂の塔のそばに佇む町家宿 2023-04-14 京都を代表する景色のひとつとして有名な「八坂の塔」。そのすぐ近くの静かな路地に佇む一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 ぼんぼり庵」。玄関の引き戸を開くと、美しい坪庭のある町家の和の空間が広がります。 引き戸は、日本では玄関の ...

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陰翳礼讃の美意識が散りばめられた町家宿 2023-04-07 数々の文化財が集積する「西本願寺」近くの一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 すみ蛍 おぼろ」。 町家(町屋)から徒歩すぐの場所にある、新選組の志士たちも通ったと言われている京都の旧花街「島原」。明治時代までは祇園と肩を並べる ...

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宮廷文化を支えた歴史ある土地に佇む町家宿 2023-04-07 京都御苑近くの一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 長や 御所南」。和の趣ある引き戸を開くと、坪庭を横に敷石のアプローチが奥の町家へと誘います。 京都御苑の南側・御所南と呼ばれるエリアには、かつて御所に出入りする建具商や京指物 ...

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花鳥風月の名にふさわしい白川に佇む4連棟の町家宿 2023-03-28 京都・東山の山麓に佇む「THE MACHIYA VILLA 三条しらかわ小路」。花・鳥・風・月の異なるテーマを持った一棟貸しの町家が、4棟連なった町家宿です。 和の風格を感じさせる漆喰塗りの門をくぐると、まっすぐ並んだ石畳が奥に ...

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非日常へ誘う茶庭の趣が心を灯す町家宿 2023-03-27 京都一の繁華街が広がる「四条通」近くに佇む一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 まりこうじ」。京都三大祭のひとつ「祇園祭」の見せ場「くじ改め」が行われる四条通の一角や、山鉾のひとつ「保昌山」まですぐ近くと、京都の歴史と文化を間近に体感するこ ...

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清流 白川のせせらぎが聞こえる町家宿 2023-02-22 京都の風情が漂う白川の畔りに佇む一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 梅の木庵」。白川は、川底の白川砂が美しく輝くことから和歌にも詠まれた古くからある清流。川沿いには枝垂れ柳が葉を揺らし、白川の清らかさをより一層引き立てています。 ...

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奥深く広がる伝統家屋の趣を体感できる町家宿 2023-02-22 京都五花街のひとつ「宮川町」のすぐ近くに佇む一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 宮川町 花刻 – はなとき」。 京都に多く見られる伝統的な町家の間取り「鰻の寝床」の構造のままに、長く奥へと連なったゆとりあふれる空間が広がりま ...

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世界遺産・清水寺への参道に佇む町家宿 2023-02-22 京都の世界遺産・清水寺。東山の中腹にあり、有名な舞台から眺める京都の街は絶景です。 清水寺へと続く坂道に佇む、築100年の町家をリノベーションした一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 長や 茶わん坂」。1階の和室や浴室からは四季を感じさせる ...

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日本の美意識、侘び寂びを感じられる町家宿 2023-02-09 四季折々の景色を映しながら、ゆったり流れる京都・鴨川。その鴨川からすぐの路地に佇む一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 棗庵 – なつめあん」。 京町家らしい格子の引き戸を開くと、ダイニングと居間の間に仕切りがなく、ひと続きと ...

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源氏物語の伝承を残す町にたたずむ雅な町家宿 2023-02-07 紫式部が綴った世界最古の長編小説「源氏物語」。そのヒロインのひとり、夕顔が住んだとされる街にたたずむ一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 たそかれ」。 朱を基調とした雅な空間にモダンな柄の襖が映えます。和室には欠かせない「襖」 ...

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祇園の中心に泊まる、特別な体験ができる町家宿 2023-02-03 京都の歴史を感じる石畳の街並みが続く花見小路通 、数々の仏教美術を有する建仁寺。 そんな風情あふれる祇園の一角に佇む一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 祇園 幸遊庵 – こうゆうあん」。 大正時代の町家の風合いを活かした格子 ...

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京都五花街の情緒漂う路地奥に佇む町家宿 2023-01-31 由緒あるお茶屋や料理店が軒を連ねる京都祇園・花見小路通。紅殻格子の建築や石畳の風情あふれる街並みが広がります。そこからすぐの花街・宮川町に佇む一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 つき草庵」。 細い路地の奥を進むと、町家の軒先 ...

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新撰組ゆかりの地で露天風呂気分を堪能できる町家宿 2023-01-26 坪庭の緑を間近に、露天風呂気分でお風呂が楽しめる一棟貸し町家「町家レジデンスイン京都 壬生辻町 双宿 – そうしゅく」。 庭木や石が配された坪庭には小さな「四つ目垣(よつめがき)」が置かれています。四つ目垣とは、竹垣の一種で、組 ...

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京都のローカルな風情を楽しめる町家宿 2023-01-23 昔ながらの茶舗・青果店などが軒を連ね、京都のローカルな雰囲気が味わえる「今熊野商店街」。 後白河法皇により建てられた「今熊野神社」を名の由来とする歴史のある商店街。 その街並みに溶け込む一棟貸しの町家宿「町家レジデンスイン京都 ...

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京の四季が織りなす風情が息づく町家宿 2023-01-12 雪を意味する「六花(りっか)」の文様が壁にあしらわれた一棟貸し町家「町家レジデンスイン京都 よろず葉」。 雪の結晶が六角形であることから「六花」と呼ばれるようになりました。雪は地中深くに水を染み込ませて、次の年に作物の豊作をもた ...

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枯山水を望める開放的な空間の町家 2022-08-31 京都が誇る「三十三間堂」より徒歩5分にある一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 三十三間堂 宵の竹 – よいのたけ」では窓の外に広がる「枯山水」の坪庭を楽しめます。 「枯山水」とは、水を一滴も使わず石や砂だけで作られ、禅宗の僧侶が ...

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和紙をふんだんに使用した町家 2022-08-22 深い青の壁に映える、あけぼの(夜明け)の空のようなアートが飾る一棟貸し町家「町家レジデンスイン京都 東寺あけぼの庵」。 アートには金箔を使って朝日のような煌めきを表現。背後の青い壁にはすべて和紙が貼られています。金箔や和紙など和の伝統的な素材を ...

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白川近くの路地奥にある町家 2022-07-06 穏やかな白川の流れを眺め、ローカルな趣漂う古川町商店街を横切って静かな路地へ。 2軒の町家(町屋)に挟まれた木戸門をくぐったその奥にある一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 京宿庵 なでしこ白川」。 昔ながらの格子戸を開くと、美し ...

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四季折々の坪庭の景が楽しめる町家 2022-07-05 京都・二条城近くの細い路地に佇む一棟貸し町家宿「町家レジデンスイン京都 熊秀庵」。 町家(町屋)の奥には「置灯篭」のある坪庭があり、四季の風情を届けてくれます。「置灯篭」とは、灯篭を支える基礎や長い竿の部分がない灯篭のこと。高さのな ...

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大正時代から建つ、2つの庭を持つ町家 2022-06-15 丸い石灯籠が据えられた静寂な雰囲気の漂う坪庭がある町家(町屋) 。 建築と組み合わせて作られた昔ながらの日本庭園は、そのほとんどが建物の中で座って見た時が一番美しくみえるように設計されています。町家の一番奥にあるこの部屋はかつて大事な ...

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縁起の良いものが集まった、吉を呼び込む町家 2022-06-14 金の瓢箪形のライトが3つさがる一棟貸し町家宿「吉御座 – よしみぐら」の吹き抜け。 上の部分が小さく下に行くほど大きくなっていく「末広がり」の形をした瓢箪は、古来より縁起の良いものとされてきました。 特に瓢箪を3つ揃えることは三瓢子 ...

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新撰組の羽織をイメージしたあさぎ色が映える町家 2022-06-08 京都の中心「四条烏丸」の近くに佇む一棟貸し町家宿「格致あさぎ庵」。幕末、京都で活躍した新撰組の隊服のあさぎ色をモチーフとした町家宿です。 この隊服は、江戸時代に人気のあった歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」の赤穂浪士の衣装をモデルに考案された ...

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仕切りがなく開放的な空間の町家 2022-06-02 京都らしい景観に溶け込みつつ新鮮さを感じられる白の漆喰壁と伝統的な出格子の一棟貸し町家宿「開智かきしぶ庵」。 大きなガラス窓から坪庭が楽しめる和室には「◯(円相)」の掛け軸。円相は禅宗でよく用いられる書画のひとつで、始まりも終わりも ...

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代用的な「うなぎの寝床」の形をした町家 2022-06-02 京都のメインストリート「四条通」。もとは平安京の四条小路に由来し古くから京都の中心でした。現在も京都を代表する老舗、デパートや最先端のショップなどが軒を連ね、歩くだけでも京都の新旧が感じられる通りです。 その四条通から徒歩6分の町家 ...

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朱色に漆塗りされた和紙の壁の町家 2022-05-24 朱色に漆塗りされた和紙の壁が目を引く京都 一棟貸し町家宿「ひなや五条(弐)」。木や土壁の空間に明るい彩りを添えます。 日本での漆の歴史は古く、縄文時代に作られた漆塗りの道具が発見されています。飛鳥・奈良時代に入ると、仏教が伝わったこ ...

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縁先手水鉢がアクセントになっている坪庭を楽しめる町家 2022-04-26 細長いモダンな形の手水鉢が据えられた一棟貸し町家宿「清水五条 墨継ぐ – すみつぐ」の坪庭。 ふつう手水鉢は庭で腰をおろして使うので高さの低いものが多いのですが、この手水鉢はなぜ高さがあるのでしょう。 このような手水鉢を「 ...

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歴史が名前に色濃く残された土地の町家 2022-04-22 京都・天使突抜(てんしつきぬけ)という、少しユニークな名前の地に佇む一棟貸し町家宿「天使突抜 ふじ乃ま」。この地名は、町家から600mほど北にあがったところにある「五條天神宮」に由来します。天神といっても天神さん、菅原道真公ではなく、少彦名命( ...

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現代の匠の技によって再生された京町家 2022-04-22 京都「三条大橋」近くに佇む町家を改装した一棟貸し町家宿「東山三条 京のやど 優り草」。 町家の奥には、坪庭を見渡せる純和室の居間。居間の土壁は「掻き落し」と呼ばれる技法が使われ、独特の風合いをみせます。この「掻き落し」は左官仕上げの ...

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古の物語に思いを馳せながら、雅な雰囲気漂う町家 2022-04-22 源氏物語のヒロイン「夕顔」の伝承が残る地に佇む一棟貸し京町家宿「たそかれ」。 このような日本画には「岩絵具」と呼ばれる主に鉱石から作られた特有の顔料が使われています。特源氏物語が作られた平安時代、貴族の女性は男性と顔を直に合わせるこ ...

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長い歴史が培ってきた美しい織物が映える町家 2022-04-22 「京都駅」近くの一棟貸しの町家宿「綵 ( あやぎぬ)」では古い箪笥に眠っていた西陣織の帯や着物が照明や座布団などに再利用され、町家の室内を美しく彩ります。西陣織は金糸や銀糸を使って華やかに織り上げた織物で、京都を代表する伝統工芸のひとつ。京都市 ...

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蘇芳色が鮮やかに彩る町家 2022-04-22 日本の伝統色、蘇芳(すおう)色を基調とした一棟貸しの京町家宿「格致すおう庵」。 蘇芳色は、奈良正倉院の御物にも見られる長い歴史を持った色で、その染料は熱帯の木の実などから作られました。古代には異国から輸入していたため大変貴重な色で、身 ...

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新撰組ゆかりの地に佇む伝統とモダンが融合した町家 2022-04-22 手水鉢のある坪庭を眺めながら、ゆったりとお風呂が楽しめる一棟貸しの京町家宿「壬生辻町 双飛 – そうひ」。 坪庭に面した2方向が全面ガラス張りで、坪庭の緑を間近に露天風呂に入っているような気分が味わえます。夜になると庭がライトアップ ...

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坪庭の見える浴槽で“寝湯”も楽しめる町家 2022-04-22 京都の世界遺産「三十三間堂」近くの一棟貸し町家宿「三十三間堂 宵椿 – よいつばき」。 坪庭が眺められる広々の浴室には浴槽が2つあり、1つは「寝湯」用の浅い浴槽となっています。寝湯(ねゆ)とは、湯船についた枕に頭を置き体を横たえて入 ...

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細かく編まれた網代が特徴的な町家 2022-04-22 和建築に欠かせない「網代(あじろ)」が使われた天井と建具の一棟貸し町家宿「有済はとば庵」。 「網代」とは、竹・杉の皮などを編んで組み合わせたもの。もともとは、魚を川で獲るために網の代わりに置かれていた、竹や木を編んで作った仕掛けを指 ...

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京都の伝統文化を感じさせる大きな坪庭を誇る町家 2022-04-22 石灯籠、様々な形の飛び石、木々が美しく配され、白い砂利で覆われた一棟貸し町家宿「雅樂庵 – がらくあん」の坪庭。 このような白い砂利のことを「白川砂」と呼びます。もともとは京都の白川の上流で採取され、銀閣寺など京都の寺院や神社などの ...

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日本美術が散りばめられた華やかな町家 2022-04-22 さまざまな日本のアートが散りばめられた一棟貸し町家宿「祇園南 万花」。特に注目は2階の廊下の襖絵で、躍動感あふれる4匹の龍が描かれています。龍は仏の教えを守る守護神として考えられ、京都のお寺でも数多く見られます。この町家からすぐの建仁寺では、2 ...

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和室から額縁庭園が楽しめる広々とした町家 2022-04-22 庭の景色と窓枠や鴨居がまるで切り取った絵のように見える一棟貸し京町家宿「嶋原 懐傳 – しまばら かいでん」。 このように、建物の柱や鴨居をフレームのように見立て1枚の絵のように鑑賞するお庭を「額縁庭園」と呼び、京都では大原の宝泉院 ...

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伝統的技法で描かれたきらびやかな日本画が映える町家 2022-04-08 鴨川沿いに桜が咲き、鳥がさえずる春が京都に訪れようとしています。祗園の一棟貸し町家宿「祇園白川 香祇(こうき)」にあるのは、そんな春の風景を描いた壁画。水の色が鮮やかな川に白鷺、枝垂れ桜の傍には雪柳が咲いています。花や緑をそばに白鷺たちは悠々と ...
